satonchangの日記

ダンナと子どもたち5人と、毎日ドタバタ生活している母ちゃんです。

長女の話 その2

私が家に帰り着いてすぐ、家の電話が鳴りました。

慌てて受話器を取ると、小学校からでした。


『娘さんが教室から飛び出しました。すぐに来てください!』

と担任の先生に言われ、すぐに小学校へ向かいました。

小学校に着くと、ちょうど先生が2階から1階に降りる階段を駆け降りていました。

私を見るなり 

『教室から飛び出すなんて、おかしいですよ!』

『親からの愛情不足ですよ!!』

と怒鳴りつけました。

いきなりのことで私は言葉も出ず、先生の後を追うと、保健室に着きました。

長女は、教室を飛び出して保健室に駆け込んだようです。


私を見ると、こらえていた涙が溢れてきたようで、声を出して泣き出しました。

『お母さん、校長が話があるみたいなので、校長室に行ってくださいますか?』

担任の先生に言われましたが、長女は泣いているし、この場に置いていって大丈夫だろうか??と悩んで、返事ができずにいると、


『私がここで一緒に待っていますから、大丈夫ですよ、先生と待てるかな?』

保健室の先生がそう言ってくださいました。

担任の先生と一緒に、私は校長室に向かいました。その間、私は一言も喋れませんでした。

校長室に入ると、校長と担任の向かいに座りました。

『お母さん、お宅の家庭環境はどうですか?ご主人は、子どもさんと接点を持っていますか?』


『娘さんは、愛情不足ではないですか?』


愛情不足??

『主人は確かに仕事が忙しいですが、夜は必ず娘や息子たちと喋ったり、お風呂に入ったりしています』


『私も、私なりに精一杯子どもたちと向き合っているつもりでいましたが』

そう答えると、

『娘さんに、なぜクラスに入れないのかと話を聞いても、特に理由はないって言うんです。』

『お母さんが働かず家にいらっしゃいますよね?だから、お母さんと一緒にいたくて学校に行きたくないと言ってるのではないかと思うんですよ』

『親にじゅうぶんな愛情をもらってたら、そんなことはないと思うんですけど。近々、ご主人にもこちらに出向いてもらって、話を聞こうと思っています』

『娘は、担任の目が怖いって言ってます。』

そう言おうと思いましたが、もしかしたら、校長や担任が言うように、私達に原因があるのかもしれない、と思って何も言えませんでした。

その日はそのまま、長女と家に帰りました。

『お母さん、私頑張ろうとしたけど無理だった。』

『逃げちゃってごめんね。でも、やっぱり怖くて。』

長女が口を開きました。


『うん、頑張ったね、今日はゆっくりしよう!ご飯食べようね』

それからご飯を食べて、長男と次男が帰ってくるまで、二人でのんびりしました。

その日の夜、娘の同級生のお母さんから電話がありました。その人は、同じように引っ越しをしてきた人で、クラスも一緒でした。


『今日、大変だったみたいだね、大丈夫??』

『なんか、ウチの娘がさ、担任が結構ヒステリーっぽいみたいなこと言うのよ。』

『ちょっと違うことしたり、思い通りにならないと、睨みつけて怒るらしいよー、だから教室から逃げたんじゃないかって、娘が心配しててさー』

話を聞くと、担任は再婚したばかりで、高校生になる子どもさんとも色々とトラブルがあり、プライベートでも大変なようでした。

『まあでもさ、プライベートで色々あったとしても、それで子どもたちに当たられても困るよねー!』

お母さん達の情報網に驚くと同時に、長女のことを心配してくれたことが、とてもありがたかったです。

『心配してくれてありがとうございました。また、娘とも話してみますね』

電話を切り、娘のところへ行きました。

『お友達が、心配してくれてたみたいだよー』

『今日、教室で先生に何か言われた?』

そう話すと

『心配してくれてたの?』

『私は言われてないけど、近くの席の子がふざけて怒られたんだけど、それ見てたら本当に怖くなって』

夜、帰ってきただんなにも一通り話をすると、近いうちに校長と担任に話をしに行くと言いました。
 
やっぱり長くなりました。
続きはまた次に書きますね!

ここまで読んでくださって、ありがとうございました(*^^*)