心がけてきたこと。
私は、物心ついたときから自分のことが大嫌いでした。
小さいときはすごく活発で、木登りをしたり海に潜ったり、1日じゅう外で遊んで、色も真っ黒でした。
すぐ下の弟は色白で目はクリクリ、いつもニコニコしていて本当にかわいかったので
『お姉ちゃんと弟くん、性別逆なら良かったのにねー』
と、よく言われていました。
だから、自分のことをかわいいなんて思ったこともなかったし、制服以外でスカート履くのも抵抗がありました。
私なんかがスカート履くのはおかしいって思ってました。かわいくないから。
そして、そんな自分のことがずっと大嫌いでした。
我が子が自分自身のことを認めてあげられない、そのことを親が知ったとき、すごくショックだろうな、もしかしたら私の両親も、私の姿をみてそんな気持ちになっていたりしたのかな、そう思うと、とても申し訳無い気持ちでいっぱいになりました。
せっかくこんなに元気に産んでもらって、育ててもらったのに…
月日が経ち、こんな私でも結婚できて、子どもを授かることができたとき、
『我が子が男の子でも女の子でも、絶対に自分自身のことを嫌いになってほしくない』
と、強く思いました。
まず、男の子だからこう、女の子だからこう、ということはなるべく言わないと決めていました。男の子らしい、女の子らしい、という感覚は、人それぞれ違うと思ったので、私の感覚だけで決めつけてはいけないな、と思ったからです。
とにかく(あなたが大切で、かわいいよ)ということを伝えようと思っていました。
同じように育てたつもりでも、やっぱり長男は少し控えめな性格だし、5人それぞれ全く違います。
だけどきっと、自分自身のことは好きでいてくれてるんじゃないかなー、と思っています(私の希望的観測ですが…)。
特に長女と次女は、毎日のようにどっちがかわいいかで言い争っています(笑)
そういうふうに冗談を言い合えるのも、良いことだなーと思いながら見ています(*^^*)
ちなみに、今の私は、ようやく少しずつ自分のことを認めてあげられるようになってきたかな?と思います。
きっと、自分が歳を重ねていくことで、両親に対する感謝の気持ちがどんどん大きくなったからかな??